endless future!sweet remix.01
「...そんな泣きそうな顏しなくても大丈夫だろ」
ふわり、景ちゃんがぎゅってしてくれて強ばっていた心が糸をほどくように弛んだ。
たかが壁一枚挟んだところから移動してきただけなのに、なんだか陽が射すようにあったかい。
「...だって...」
怖かったんだもん。と口にしたら景ちゃんがふっと笑った。
「はホントに恐がりだな。そんなんじゃおばさんたちも困るぞ」
今日は、ママもパパもお仕事が夜中すぎまであって帰ってこない。
出がけにママが『、ひとりで夜寝れる?』って心配そうに聞いてきたけど、『は大丈夫』って答えた、
もう、14歳だモん。
ひとりだって、大丈夫。ってお風呂入って、ベッドに潜ってみたけど全然寝られなかった。
もぞもぞとピンクの携帯電話を動かして景ちゃんを呼ぶ。
景ちゃんはいつだって傍にいてくれて、のいうこといつも聞いてくれて最高に優しくしてくれる。
だからは景ちゃんが大好き。
「景ちゃんがいてくれるからいいもん」
笑った景ちゃんに、ぶすっとふくれながらも返す。
そして、そのままベッドに腰かけた景ちゃんにいつものをおねだりした。
「景ちゃん、キスして」
見上げたにかぶさるように景ちゃんの唇が降ってきて、軽く羽のようにかすめていった。
満足して、おやすみなさい。と告げて瞳を閉じる。
景ちゃんが見守っていてくれるのが分かって安心した。
△/▽
追記**
以前完結したendless future!の甘いバージョンということでsweet
remixです。
今回は前回以上にラヴで甘くて、キスとか好きとか言う言葉をポンポン吐きます。
ヒロインが。
そして跡部もそれに答えちゃってます。
そんな感じで甘く進むのでぐぇっとなっちゃわないうちに、消去しちゃってください。
あ、sweetじゃなくてstrawberryでもいい感じですね。
up date:2003.09.02